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長すぎる約束

 

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原子力発電所の廃炉をすすめる過程で生み出される放射性廃棄物の処分について、昨日、原子力規制委員会が、放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定したそうです。

これらの放射性廃棄物は、放射能レベルによって、

  • 極めて高い廃棄物(高レベル放射性廃棄物)
  • 比較的高い廃棄物(L1)
  • 比較的低い廃棄物(L2)
  • 極めて低い廃棄物(L3)

に分かれているのだそうですが、昨日基本方針が決定されたのはL1で、それ以外のものはすでに決まっているとのこと。
それぞれ、埋める深さは地下300m、70m、十数m、数mで、問題は埋めた後の管理期間です。
L1については、電力会社が300~400年管理し、その後は国が10万年間、その場所の掘削を制限するというのです。

400年とか、10万年とか、もう唖然とします。

400年前といったら、1616年、かのシェイクスピアや徳川家康が亡くなった年。その頃から続いている老舗会社もありますが、電力会社がそこまで負の遺産をかかえて存続できるのか、心配するなと言う方が無理です。

10万年前となると、地層や化石で知るような世界です。10万年後には日本列島の形も今のままではありません。そもそもそのころまでに日本という国はどうなっているのか、いや、そもそも人類はどうなっているのか、それさえも分かりません。

本当にそれだけの期間管理を続けられるかはともかく、理屈上そのくらいの期間が必要だということなのでしょう。しかしこうなると、放射性廃棄物、それを生み出す原発は人間の手に負えないものと結論づけることも必要なのではないでしょうか。

電力会社や政府は、今回の原子力規制委員会の決定を受けて、「責任を持って管理する」と言うしかないでしょうが、それは無責任な約束というものです。

しかし、いざとなったら「これまでの約束とは異なる新しい判断」という伝家の宝刀を抜くつもりかも知れませんが。

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