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新入幕優勝

 

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先日の大相撲春場所(三月場所・大阪場所)では、新入幕の尊富士の幕内最高優勝で幕を閉じました。
「荒れる春場所」とは言いますが、予想もしなかった結果に驚くとともに、角界の新しい息吹のようなものを感じました。
新入幕力士の優勝は実に110年振りだそうで、実力が物を言う大相撲の世界でさえ、やはり異例中の異例だったということです。

この尊富士の活躍を見て思い出したのは、何と言っても将棋の藤井聡太竜王名人の活躍です。
藤井名人も、2022(令和4)年に順位戦の最高位A級昇進を果たすと、その年のA級を首位で終え、プレイオフも制して名人挑戦権を獲得、2023(令和5)年の渡辺明名人との名人戦7番勝負に挑み、4勝1敗であっという間に最年少名人の座に就いたのです。
尊富士の新入幕優勝は、藤井名人の軌跡を思わせるものでした。

もう一つ思い出したのが、第17代最高裁判所長官だった竹﨑博允元判事です。
新憲法の下、大審院から改組された最高裁判所の長官は現在の戸倉三郎長官で20代目となりますが、初代から第3代までの3名を除き、最高裁長官は最高裁判事の中から任命されるのが慣例となっていました。ところが竹崎氏については、前職の東京高等裁判所長官から最高裁判事を経ずにいきなり最高裁長官に任命されたのです。
いきなり長官として最高裁入りというのは第3代以来48年振りでしたが、初代がはじめから長官なのは当然として、2代目は学者兼政治家、3代目は学者でしたから、一般の裁判官出身者がいきなり最高裁長官というのは異例だったと言わざるを得ません。
ひとつには、裁判員制度導入を控え、かつてアメリカの陪審制度の特別研究員としてアメリカに派遣された経験を買われたとも言われています。
大相撲や将棋のような勝負の世界とは異なりますが、いきなりトップということで思い出しました。

さて冒頭の尊富士関、「記録より記憶に残る相撲をとりたい」と語ったそうですが、これを聞くと思い出すのはミスタープロ野球こと長嶋茂雄氏ですね。記録の王、記憶の長嶋といったところでしょうか。
しかし、氏のプロ野球デビューは4打席連続三振というほろ苦いものだったことは有名な話です。それが「ミスタープロ野球」とまで言われる活躍を見せるわけですから、最初だけではわからないものです。
果たして尊富士関はこれからどのような活躍振りを見せてくれるのでしょうか。注目していきたいと思います。
ここからが踏ん張りどころです。

 - 雑記

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