弁護士の雑記帳 – 東京中央法律事務所

東京中央法律事務所の公式ブログです

*

後悔先に立たず

 

この記事は約 2 分で読めます。

6b117731a45bec205308a210e34f416e_s

「イギリス、EUやめるってよ」
というタイトルのブログが乱立するだろうなあと思っていたら、やっぱり結構あるようです。言うまでもなく、朝井リョウさんの小説「桐島、部活やめるってよ」のパロディですね。

パロディではありませんが、英国の国民投票の結果を冗談か悪い夢だと思いたい人は少なくないようで、Britain(英国)と Regret(後悔)を融合した造語 Bregret とか、Regret(後悔)と Exit(退出)を融合した造語 Regrexit なんていう言葉さえ生まれているようです。
EU離脱の国民投票結果が明らかになった後、英国からのGoogle検索ワードで「 What is the EU? 」(EUとは?)が急上昇したというのですから、よく分からないまま離脱に投票した人々も今さらながらに今回の選択を後悔しているのでしょう。

後悔というと思い出すのが、「後悔先に立たず」ということわざですが、ついでにこんな笑い話も。
国語のテストで、

「後悔(   )に立たず」の空欄を埋めよ

という出題に、

「後悔役に立たず」

と答えた生徒がいたとかいないとか。
テストでは正解にはなりませんが、ただ知識を吐き出したのではなく、自分の頭を使って考えたのなら、こっちが一枚上かも知れません。Bregret とか Regrexit なんていう新しい言葉を生み出すように。

さて、私たちにももうすぐ選択の時が迫っています。
このブログをご覧のみなさんも、いろいろ考えるところがあると思いますが、憲法という観点から、投票前に知っておいた方がいいこと、否、知っておくべきことを1つだけ書いておきます。

現在の政権政党が示している憲法改正草案は、近代憲法以降確立された基本的人権、法の支配といった基本的価値を転換するもので、その意味では、最大の友好国・同盟国であるアメリカ合衆国はもちろん、G7に属するどの国とも基本的価値を共有しない国を目指すものです。

「さらば近代国家」を目指すのか否か。

よく考えて投票所に向かいましょう。
後悔は何の役にも立ちませんから。

 - 社会, 話題 , ,

  関連記事

書き換える罪

刑法159条は私文書偽造・変造罪を定めています。 (私文書偽造等) 第159条 …

森羅万象

森羅万象という言葉が突然話題になっているというので、早速調べてみたところ、国会で …

4月4日は何の日?

  皆さんは4月4日が何の日かご存じでしょうか。 私も最近知ったのですが、なんと …

紳士淑女ではない人も

「Ladies and Gentlemen」(レディース・アンド・ジェントルメン …

パンドラ

パンドラの箱の話をご存知ですか。 ギリシャ神話にある話で、全知全能の神ゼウスがパ …

2つのマクドナルド理論

アメリカのジャーナリスト、トーマス・フリードマンが提唱した外交理論に、「マクドナ …

沈黙と雌伏

アメリカの大統領選挙がなかなか決着しませんが、現職大統領が開票作業の差止めを求め …

新宿御苑がアツい

4年前のちょうど今ごろ、当事務所は四ッ谷から新宿御苑前に移転してきましたが、かつ …

朝三暮四

「朝三暮四」という故事成語はご存知ですね。 中国は春秋時代の宋に狙公という人がい …

迫る改元

裁判所では受理した事件(案件)ごとに「事件番号」といわれる固有の番号を振って事件 …