憲法理念の実現をめざして常に市民の立場から
事務所だより

裁判の動き

生活保障法制定を!-日弁連人権大会から-

弁護士 渕上 隆  昨年10月3日及び4日、名古屋市にて日弁連の人権擁護大会が行われ、1日目にはシンポジウム「今こそ、『生活保障法』の制定を!」が開催されました。  私は、これに先立ち開催された東京弁護士会主催のプレシン …

婚姻の平等に向けてまた一歩前進!!

弁護士 仲村渠 桃  私が弁護団員を務めている「結婚の自由をすべての人に東京一次訴訟」において、2024年10月30日、東京高等裁判所は、現在の民法等の法律が男女間の婚姻のみ認めるに留まり、同性間の関係について配偶者とし …

袴田事件再審無罪判決に思う

弁護士 加藤 文也  昨年9月、静岡地裁の國井恒志裁判長は、袴田事件の再審公判で袴田巌さんに無罪判決を言い渡した。それにしても、無罪判決が確定するまで、袴田さんが、死刑の執行がなされる恐怖と闘いながら過ごした年月の長さを …

「特定少年」への初の死刑判決に思うこと

弁護士 村山 裕  今年1月18日、18歳選挙権を機に18歳・19歳を「特定少年」とした「改正」少年法下で初めての「特定少年」への死刑判決がありました。一方的に好意を寄せていた女性から交際を拒絶され、絶望感や怒りを覚え自 …

憲法25条をめぐる2つの訴訟

弁護士 渕上 隆  2013年からなされた公的年金の支給額引下げが生存権を保障する憲法25条等に違反するとして、44都道府県で、5千人を超える年金受給者が提訴していましたが、最高裁は、本年5月末から6月初めにかけて、私が …

目白学園一審判決
大幅な賃金減額負担を負わせる就業規則変更を無効とした例

弁護士 仲村渠 桃  目白学園は、都内・埼玉で私立大学等を運営している学校法人です。  2020年4月1日、同法人は、18歳人口の減少の影響により学園の将来の財政状況の悪化が見込まれること、将来の校舎の建て替え費用を捻出 …

難民の送還ではなく保護を

弁護士 髙見 智恵子  2023年4月、同性愛者であることを理由に迫害を受けたウガンダ国籍の女性について、大阪地方裁判所は国に難民と認めるよう命じました。また、5月には、本国における労働組合活動を理由に迫害を受けるおそれ …

生活保護基準引下げ
各地の裁判所が国を断罪

弁護士 渕上 隆  生活保護基準引下げを違法として国を断罪する判決が相次いでいます。  2012年末、自民党は「生活保護費10%カット」を公約に掲げて、政権復帰を果たすと、第2次安倍内閣は翌年から公約通り生活保護基準を引 …

東京医科大学 東京地裁判決

弁護士 髙見 智恵子  2018年8月に東京医科大学で女性合格者の割合を3割以下に抑えるために女性を一律に減点していたと報じられた時の衝撃を覚えていますか。私もその一員である「医学部入試における女性差別弁護団」では、東京 …

静かな空をもとめて
─第3次新横田基地公害訴訟─

弁護士 加納 力    第3次新横田基地公害訴訟が新たに始まりました。  前回「横田基地公害訴訟が始まります」という記事を寄稿したのは2013年の正月号(69号)でした。この年の3月に東京地裁立川支部に提訴した「第2次新 …

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