ステイ・ホーム
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新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、東京都は、今年の大型連休を「ステイ・ホーム週間」と名付け、行楽ではなく、自宅で過ごすことを呼びかけています。
そうは言われても、何もしないで自宅に閉じこもるのは、息も詰まるし、つまらない。出かけたいのに出かけられないという自由を奪われた感覚は、ストレートにストレスになります。
そんな中で人気を集めているのが料理をすることだそうで、老若男女問わず、料理にチャレンジする人が増えているのだそうです。普段外食ばかりだった人が自炊を始めたり、いつも料理をしている人も、手の込んだ料理やアレンジ料理に挑戦してみたりして、在宅時間を楽しんでいるとか。
読書とか映画鑑賞などもいいのですが、「形のあるものを作る」という作業は精神衛生的にもよいと聞きます。料理に人気が集まるのも、そういうことなのかも知れません。
新型コロナ問題の前から静かな人気を博していたものに「大人の塗り絵」があります。あらかじめ印刷された線画に色を塗っていくだけで作品ができあがるわけですが、やってみると案外細かい作業で、その分完成した時の達成感もひとしおです。
ただ、残念なことに「大人の塗り絵」を売っている書店も軒並み休業中のため、ネット書店などでないと入手しにくいかも知れません。
そんな中、アール・ヌーヴォーの旗手として知られるチェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャの作品の一部が、塗り絵用の線画として公開されています。本家ミュシャ財団が公開しているので、著作権的にも問題はありません。ダウンロードして使ってみてはいかがでしょうか。
また、美術よりも音楽!という方にご紹介したいのが、写譜です。
インターネット上には著作権などの切れた「パブリックドメイン」と言われる楽譜がたくさんあります。
国際楽譜ライブラリープロジェクト(International Music Score Library Project / IMSLP)はそのひとつで、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンをはじめ、大作曲家の楽譜がインターネット経由で入手できます。
これを、楽譜作成ソフトを使って写譜していくというわけです。
ただひたすらに楽譜を写し書きするだけでは面白くないかも知れませんが、楽譜どおり再生してくれるソフトであれば、自分で演奏気分を味わうこともできます。
無料で入手できるソフトウェアもありますので、興味のある方は是非お試しを。
ためしにフレデリック・ショパンの「華麗なる大円舞曲」の冒頭部分を写譜して、再生してみました。
ピアノをまったく弾けない私でも、ちょっとしたピアニスト気分です。
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