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新型コロナウイルスの猛威

 

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新型コロナウイルスの猛威は、ついにオリンピックまで吹き飛ばしてしまいました。
これだけの感染の爆発的な拡大を見れば、当然といえば当然の結論でしたが、ほんの少し前まで「完全な形でオリンピックを開催する」と言っていた安倍首相の発言が、いかに根拠のないものだったかがあらわになってしまいました。

オリンピック延期容認発言が相次いだ途端に、東京都の新型コロナウイルス感染者の数が1日16人、17人、そして今日は41人と増えたのも、オリンピック開催のために感染者数隠しをしようとしていたのではないか、そのためにPCR検査の抑制をしていたのではないかと疑わざるをえません。そこまでして予定どおりの開催を強行しようとしたオリンピックとは一体何なのか、少なくとも、純粋なスポーツの祭典であるとか、アスリート・ファーストとか、オリンピック憲章の精神などよりも、国家の威信とか経済効果の方を優先させようとしていたのではないでしょうか。

そうこうしているうちに、新型コロナウイルスの方は国境どころか海さえ軽々と越えて広がり、もはやどんな方法で日本国内の感染者数を押さえ込もうとも、世界各地から選手や観客が集まる大会を予定どおり行うことが無理であることは火を見るより明らかとなり、そうなっては、経済効果も波及効果もあったものではありませんから、ようやく「1年程度延期」というあいまいな先送りでお茶を濁さざるを得なかったというのが実情ではないかとにらんでいます。

だいたい、その「1年程度」の間に新型コロナウイルスの蔓延が終息するかどうかさえ今のところはっきりしません。それに、仮に1年後に新型コロナウイルスの終息宣言が出せる状況になったとしても、それまでに延期されたオリンピックの準備も進めなければならないのですから、あまり現実的ではないようにも思えてなりません。

お花見シーズンを迎えた今週末、ついに東京都でも不要不急の外出を自粛する要請が出されました。
これまでごまかしごまかしで来た新型コロナウイルス対策でしたが、結局オリンピックが足かせになっていたわけです。ここからは、オリンピック先送りによって生まれた時間的余裕を生かして、積極的な検査の実施により感染の広がりを客観的に把握し、これに基づいた根拠のある対策を取ってもらいたいと願っています。

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