弁護士の雑記帳 – 東京中央法律事務所

東京中央法律事務所の公式ブログです

*

パンドラ

 

この記事は約 2 分で読めます。

パンドラの箱の話をご存知ですか。

ギリシャ神話にある話で、全知全能の神ゼウスがパンドラという名の女性に箱を授けたのですが、パンドラに心を奪われたエピメテウスがこの箱を開けてしまい、箱から病気、憎悪、災害等々、ありとあらゆる悪があふれ出し、人間界に広まってしまった。あわてて蓋を閉めたときに箱に残っていたのは「希望」だけだった、というお話です。

なぜエピメテウスがそんな箱を開けてしまう運命になったのか、というと、彼の兄プロメテウスがゼウスの忠告に反して天界の火を盗み出して人間に与えたことが原因。怒ったゼウスが弟のエピメテウスに罰を与えて懲らしめようとしたようなのです。
エピメテウスはとばっちりです。

ゼウスは、まず美しい女性を作り出し、彼女に「あらゆるもの」が入った箱を与えて(パンドラは「すべての贈り物」の意)エピメテウスの元に行かせました。彼女自身には「好奇心」を仕込んでおくというゼウスの周到さ。エピメテウスはパンドラの好奇心に負けてしまったのですね。

「プロメテウスの火」は、人間界に文明をもたらすと同時に、事故や戦禍をももたらしました。そのことから、人間の手に負えない強大でリスクを伴う科学技術、原子力はその筆頭ですが、原発事故や核兵器といったものの比喩として用いられることもあります。

女性が災厄をもたらすというのは、当時の時代背景の影響があってのこととはいえ、女性に対する偏見としかいいようがありませんが、男性社会がたった一人の女性によって大混乱に陥ることは、過去の歴史にも散見されることです。

最後に箱に残っていた「希望」をどう解釈するかには諸説あるそうです。
「まだ希望が残っている」という好意的な解釈ばかりでなく、何の保証もない希望のために、絶望することもあきらめることもできず、人間は労働や病気や災厄や苦痛に耐えて行かなければならない、と解釈する説もあるようです。

ちなみに、パンドラに心を奪われたエピメテウスの名前を翻訳すると「後悔」とも訳せるそうです。

何を言いたいかよく分からない記事になってしまいましたが、女性党首が率いる「希望の党」の登場によって、大混乱に陥っているなあと、もしかしたらどこかにエピメテウスもいるかも知れないし、プロメテウスの火も一役買っているのかなあと、そんなことを思っているところです。

ゼウス?
それは神のみぞ知る。インシュアラー。

これもどこかで聞いたな。

 

 - 社会 ,

  関連記事

地球儀外交

  もはや旧聞に属する話ですが、安倍総理は、政権交代を果たした後の20 …

反社の定義

昨日のニュースですが、政府が「反社会的勢力」の定義について「その時々の社会情勢に …

暴走列車の行く先

5月末までとされていた緊急事態宣言は、結局6月20日まで約3週間延長されることに …

まだ大丈夫?

西日本を中心とした豪雨被害に遭われた皆様、今も避難生活を余儀なくされている皆様に …

緊急事態の濫用

連日新型コロナウィルス対策の問題が報道されていますが、おどろくような話が出て来ま …

オオカミ少年の寓意

昨日4月25日から、東京に緊急事態宣言が発出されました。新型コロナウイルスの感染 …

国の代表者

今日、新たな内閣が発足しました。 岸田文雄氏が内閣総理大臣としては100代目に当 …

首相が語る活性化の鍵

安倍首相は、昨日、内外情勢調査会で講演をされたそうなのですが、その中で、 「地方 …

2つのマクドナルド理論

アメリカのジャーナリスト、トーマス・フリードマンが提唱した外交理論に、「マクドナ …

わきまえない

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長の、日 …