小田原城
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本日は横浜家庭裁判所小田原支部での調停のため小田原へ。期日終了後、裁判所にほど近い小田原城址公園に足を向けました。
この小田原城は、東京からも近く、復興されたものとはいえ本格的な天守を持つ城なので、外国人観光客にも人気のようです(写真にも団体客が写っています)。
昔は本丸に小さな動物園があったのを覚えていますが、今はニホンザルの檻があるだけなのが、ちょっとさびしいところです。
その代わり、といっては何ですが、天守閣の方は、昨年耐震補強のための平成の大改修を終えて、すっかりきれいになっていました。中にこそ入りませんでしたが、こんな立派な城だったかな(失礼!)と見違えるほどです。
後になって知ったのですが、折しも平成の大改修を終えたのは、ちょうど熊本地震が発生したころのこと。リニューアルオープンした初日の入場料はすべて熊本城復興のために寄附されたのだそうです。
これには、遡ること約400年のエピソードがありました。
当時の小田原藩主・稲葉正勝と熊本藩主・細川忠利が、ともに明智光秀の姻戚だったこともあって仲がよく、交流があったそうですが、1633(寛永10)年に「寛永小田原地震」が発生、細川忠利はすぐに稲葉正勝に手紙を送り、江戸にいた忠利の父細川忠興も小田原城に見舞いの使者を送ったとのこと。
今回の寄附はその恩返しでもあるのだそうです。
今も熊本城への災害復旧支援金の募金箱が設置されているようなので、今度行ったら探してみます。
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