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試合終了

 

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ラグビーで試合終了のことを「ノーサイド」と言いますね。試合が終われば、サイド、つまり敵味方の区別がなくなって、むしろ同じゲームを戦った仲間をたたえ合おうということのようです。
もっとも、外国では「FULL TIME」というのが一般的で、「NO SIDE」と言われてもピンと来ないそうですが、「ノーサイド」の精神はラグビー以外でも再認識されていいように思います。

先日、都議選最終日に、秋葉原で街頭演説をした自民党総裁が、ヤジの声を上げる聴衆を指差して、

こんな人たちに負けるわけにはいかない

と発言したことが取り沙汰されています。
選挙ですから、自党の政策をアピールするだけでなく、他党の批判をすることはあるでしょう。しかし、有権者を少なからず含んでいるであろう聴衆を「こんな人たち」呼ばわりしたのは、いかにもまずい発言でした。政治家が、有権者を「こんな人たち」と「そうでない人たち」に線引きして、前者を敵対視するとは、何と奢った考えでしょうか。何か根本的な心得違いがあるようです。

選挙を終えて、政党間が「ノーサイド」になってしまったらただの翼賛政治ですから、これは困りますが、少なくとも、共に議論し合うという意味では、お互いに敬意を払う態度は必要です。
そして、都民、国民のために何が望ましいのかを議論するのが政治家の役目なのですから、都民や国民を敵と味方に線引きしたり、ましてや一部のお友達だけに便宜を図ったりするのは、もはや政治家の風上にも置けないので、退場に値すると言わざるを得ません。ノーサイド以前の話です。

 

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