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さらば、キリンラーメン

 

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小笠原製粉(株)公式サイトより

アベックラーメンことを書いてから2年たちましたが、今回はキリンラーメンの話題です。
それも少しさびしい話。

みなさんは、キリンラーメンのことをご存知ですか?
愛知県碧南市にある小笠原製粉という会社が製造販売している即席ラーメンで、ちょっとレトロなパッケージとかわいらしい動物のイラストで、ひそかな人気を博しています。

キリンラーメン以外にも、水族館や動物園とコラボした、ペンギンラーメンとか、カピバララーメンとかもあります。もしかしたら、水族館や動物園の売店でご覧になった方も多いのではないでしょうか。

さてそのキリンラーメン、「大人の事情」で名称を変更することになったのだとか。
50年も続いたブランドがなぜ?と思ったら、例のビール会社との間で商標権を巡ってトラブルがあったのだそうです。

もっとも、あっちのキリンは中国の神話に出てくる霊獣の方で、こっちのキリンはアフリカの首の長い動物ですから、全くキリン違いだと思うのですが、例の会社の料簡では許せなかったのでしょう。

実は、弁護士としてこの種のトラブルに関わったこともあるので、どうも他人事とは思えません。地元を中心に50年も愛されてきたブランドを踏みつぶしてまで、大手のブランドイメージを純粋化したかったのでしょうか。

ただ、今回の一件では、公平に見て、ビール会社の方が評判を下げたように思えます。キリン同士でコラボ商品を売り出すくらいの度量を見たかったものです。

そのビール会社は、三菱グループに属しているのですが、三菱と聞いて思い出すのは、皆さんご存知の三菱鉛筆。実は三菱グループとは全く関係ないのです。マークもあのスリーダイヤなのですが、三菱グループの商標登録より前から「三菱鉛筆」を名乗っているので、手が出せないのだとか。

なんとなく、「大人の事情」というより「子供じみた事情」のような気がしてなりません。

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