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慰霊の日

 

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東京にいると忘れてしまったり、そもそも知らないという人も多いと思いますが、今日6月23日は沖縄にとって特別な日です。

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1945(昭和20)年6月23日に沖縄戦が終結したことにちなんで、6月23日は「慰霊の日」とされています。沖縄戦の終結と言っても、日本軍の司令官らが自決したことにより、日本軍の組織的な戦闘が終結したということで、米軍による沖縄戦終結の宣言は7月2日だったそうです。

かつて私たちが弁護団として訴訟を支えた家永教科書裁判の第三次訴訟では、沖縄戦に関する教科書の記述に対する検定意見の適法性も争点に含まれていました。ここでは詳細は省きますが、誤解をおそれずごく単純化すれば、住民の「集団自決」とされるものが住民の意思によるものなのか、日本軍の関与によって死に追い込まれたのか、という問題でした。後者の見地で記述された家永三郎先生の教科書に前者の記述を加えよという検定意見は違法ではないかということです。
1997(平成9)年8月29日の最高裁第三小法廷判決は、一部の検定意見の違法を認めましたが、沖縄戦に関する検定意見については残念ながら含まれませんでした。けれど、沖縄の人々は、住民の「集団自決」とされるものの実態を知っていました。実際に沖縄戦をくぐり抜けてきた人が、自分の身内や親戚にいくらでもいたのですから。

慰霊の日は感傷主義に陥る日ではなく、平和への誓いの日です。軍事的圧倒を「抑止力」と言い換える態度と、沖縄戦によって失われた命を悼む心は、本質的に異なるように思えてなりません。

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