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公衆電話の命運

 

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霞が関の弁護士会を訪れたところ、こんな光景を目にしました。


利用者が少ないと公衆電話を維持できないとのこと。

たしかに、災害時には携帯電話の回線は制限される一方で、公衆電話の回線は優先的に確保されるらしいので、公衆電話を維持しておくことは重要なのだと思います。

みんな携帯電話とかで済ましてしまう(というか、電話帳が携帯電話に入っているので、そこからかける)ので、公衆電話は使われないのですよね。

事務連絡なら電話よりメールやSNS、グループウェアを利用することもあるでしょうし、依頼者との連絡なら周りに筒抜けの公衆電話では話しにくいということもあるでしょう。

この電話があった場所は、圧倒的に内部関係者が行き来する場所なので、「公衆」電話を設置するのにふさわしいかといえば、ちょっと心もとないところもあります。

そう考えると、この「会館の公衆電話を使ってください!」というメッセージも、どちらかといえば弁護士会職員向けなのかも知れませんね。

このメッセージは公衆電話の前まで来ないと目に入らないので、公衆電話を探していない人には届かないのですから。

 - 日記

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