弁護士の雑記帳 – 東京中央法律事務所

東京中央法律事務所の公式ブログです

*

つり革考

 

この記事は約 2 分で読めます。

電車のつり革には地域差があるのだそうです。
関東近郊では写真のような三角型が多く、中京と関西では圧倒的に丸形なのだそうです。何か理由があるのかも知れません。

先日、電車に乗っていてふと思ったことがあります。つり革につかまっている人と、つり革につかまっていない人とでは、揺れ方が違うようなのです。
たとえば電車が動き出す時、慣性の法則で、乗客には進行方向と反対向きの力がかかります。
その時つり革につかまっている人は、その力に任せて進行方向と反対側に揺れます(全員ではありませんが)。それでもつり革をつかんでいるおかげで、倒れてしまうことはありません。
これに対して、つり革につかまっていない人は、電車が動くのに合わせて、進行方向側に体を傾けて重心を移動し、倒れないようにしています。
電車が減速する時はこの反対です。

同じ電車の中で、逆方向に揺れるわけですから、お互いにぶつかって、トラブルの原因になることもあるので、困ったものです。

つり革につかまっていない人の中には、足腰を鍛えるトレーニングのつもりでそうしている人もいるかも知れませんが、混んでいてつり革につかまれない、背が低くて手が届かない、肩を痛めていて手が上がらないという人もいるでしょう。そういった人たちは、電車の揺れで倒れないように踏ん張るか、それができずに周りの人にもたれかかるしかありません。

本当はつり革につかまっている人も、電車の揺れに任せるのではなく、一踏ん張りして、つり革につかまれなかった人と一緒に揺れに抵抗することができるといいのかも知れません。むしろ、つり革を持っている自分が揺れの防波堤になるくらいの意気込みで。

つり革を既得権益のようにして大いに揺れたり、つり革につかまれなかった人を自己責任の問題にしたりする強者の論理は、いろいろな人が乗り合わせる電車の中には似つかわしくないように思えます。

 - 日記 ,

  関連記事

公衆電話の命運

霞が関の弁護士会を訪れたところ、こんな光景を目にしました。 利用者が少ないと公衆 …

ヒガンバナ

日本列島を縦断した台風14号が過ぎ去ったと思ったら、すっかり秋の気配になりました …

新宿に高潮

昨夜から今日午前中にかけて東京は豪雨に見舞われました。 みなさんのお近くではいか …

夏は憲法

ようやく関東地方の梅雨明けが宣言されました。 東京ではもう2週間以上も真夏日が続 …

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます 今年は午(うま)年。 馬の力強いイメージは発展や …

東京地方

 台風22号が通り過ぎたと思ったら、その余波で、昨日は東京地方に木枯らし1号が吹 …

やまない雨は

梅雨入り直後、今年の梅雨は「陽性」の雨で、しとしと降り続くというより、降るときに …

桜の季節とともに

東京は桜の季節です。 事務所からほど近い新宿御苑は、毎年首相が主催する「桜を見る …

約束と異なる新しい判断

早いもので、もう6月も最終日になってしまいました。 安倍首相が消費税増税の時期を …

夏の終わりに

前任の総理大臣が退陣表明をしてから、早いものでもう1年が経過しました。 あれから …