忘れないこと
この記事は約 2 分で読めます。

今日3月11日は、あの東日本大震災から13年目でした。
子供の頃、9月1日が防災の日なのは東京大震災が発生した日だからと教わりました。当時はまだ東京大震災を経験した人が周りにもいましたが、最近はそういう方にお目にかかることはあまりありません。
でも、1995(平成7)年1月17日の阪神淡路大震災なら、あの時私はどこそこでこうしていたと説明できる人も多いでしょう。2016(平成28)年4月14日と16日の熊本地震もまだつい最近のことのように思えますし、今年1月1日の能登半島地震に至っては今現在も継続している災害です。
2011(平成23)年3月11日の東日本大震災は、東北は言うまでもなく、東京で生活する私たちにとっても、トラウマ級の大地震でした。
「天災は忘れた頃にやってくる」と言います。
自然現象はいつ起こるか分かりませんが、過去の災害を忘れず、教訓として対策を怠らないことが、災害を未然に防いだり、最小限に食い止めたりするということですね。
そういった意味では、少々記憶からは遠ざかりかけている9月1日だけに防災の日を任せるのではなく、ご自身の経験と結びついた「マイ防災の日」を持っておくことが大事なのかも知れません。
近頃千葉県あたりで地震が相次いでいますが、改めて防災について再確認したいと思います。
ところで、古典落語の演目「天災」には、喧嘩っ早い江戸っ子の職人が、身に降り掛かった不幸は「天災と思ってあきらめなさい」と心学の先生に諭される場面があります。
しかし、そう何でもかんでもあきらめてしまっては、我々弁護士の出る幕がありません。
困ったときには一度ご相談ください。
あきらめるのはそれからでも遅くありません。
関連記事
-
-
入所から1年が経ちました!!
私が東京中央法律事務所に入所して、遂に1年が経ちました!(正確には1年1ヶ月です …
-
-
台風一過
迷走に迷走を重ねた台風10号は、ようやく日本海に抜けて温帯低気圧に変わったようで …
-
-
師走の前に
早いもので今年もあと1か月あまり。来週は12月、師走です。 「師走」というと、教 …
-
-
すずしき谷間に
ドイツの詩人ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの詩に、フリードリヒ・グリュックが …
-
-
21世紀の子どもたち
先日、母校の高校で授業をしてきました。 「総合的な学習の時間」の一環として、母校 …
-
-
言うまいと思えど
中学校の英語の授業の時でした。 教室に入ってきた先生が黒板にこう書いたのです。 …
-
-
約束と異なる新しい判断
早いもので、もう6月も最終日になってしまいました。 安倍首相が消費税増税の時期を …
-
-
新宿に高潮
昨夜から今日午前中にかけて東京は豪雨に見舞われました。 みなさんのお近くではいか …
-
-
雨と傘と電車
東京もすっかり本格的な梅雨です。 雨の季節になくてはならないのは雨傘ですが、その …
-
-
鬼も笑っちゃいられない
来年のことを言うと鬼が笑う、ということわざがあります。将来のことなど分からないの …
- PREV
- 物を言うのは人かカネか
- NEXT
- 新入幕優勝
