幻日(げんじつ)
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今日は、調停のため足利簡易裁判所まで出張しました。
時間があれば史跡足利学校の見物もしたいところでしたが、それほどの時間はなかったので、調停終了後、観光代わりに駅まで歩いてみました。2~30分の道のりです。
足利学校の近くを歩いているときに、ふと空を見上げると、ぼんやりとした虹色が目に入りました。虹にしては太陽に近いところに出ているのでおかしいなと思いつつ、その様子を見上げながら渡良瀬川のあたりに差し掛かると、気のせいか、光が強くなったような気が。
念のため、写真に納めて帰途につきました。
この写真は、森高千里さんの歌で有名な「渡良瀬橋」のひとつ下流に架かる橋から撮ったもので、正面に男浅間神社の山、右に女浅間神社の山、よく見ると、右端に渡良瀬橋の一部が写っています。正面左手、建物と建物の間に見えている小山の麓には、これも歌詞にある八雲神社があります。
それはさておき、男浅間神社の上に光っているのはまぎれもない太陽ですが、その左に虹色の光が見えるのが分かりますか? 注意してみると、太陽を挟んで反対の右側にもうっすらと虹色が見えます。
東京に戻る電車の中でニュースを見ていると、そこに答えがありました。
「幻日(げんじつ)」というものだったようです。
気象現象としては珍しくないのかも知れませんが、私は初めて見ました。
吉兆だというポジティブなとらえ方をする向きもあるようですが、どうなんでしょうか。タクシーで移動してしまったら見られなかったでしょうから、少なくとも、歩きを選択したのは幸運ということですね。
関東周辺の空で広く見られたそうです。
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