弁護士 西岡弘之

 
 僕はネコが好きです。ネコをただ眺めているだけで、幸福感を感じますし、心がほぐれ、癒されていることを実感します。

 最近親しくなったネコがいます。昨年8月に引っ越したのですが、引越後、間もないころより、近所で飼われている3匹のネコが、ときどき我が家に遊びに来るようになりました。最初に来たのが白と黒のブチ模様のメス2匹。白い部分が多い方を「シロ」、黒い部分が多い方を「クロ」と勝手に命名しました。この2匹は仲が良く、クロがシロに頻繁に甘えるしぐさをしていることからも、シロが母親、クロが娘であることが分かりました。やがて、もう1匹、シロたちよりひとまわり大きくて、グレーと白のトラの部分と白の部分のブチ模様の雄ネコが一緒に来るようになりました。このネコもシロやクロと仲が良く、鳴き方がクロとよく似ていることから、3匹が家族であることはすぐに分かりました。雄ネコは、きっとクロの父親(シロの夫)に違いないと思ったことから、「オトウサン」と名付けました(後に、飼い主の方と話した際、「オトウサン」は、お父さんではなく、シロの息子であり、クロの兄弟であることがわかりましたが)。

 ネコの中でも、大柄でフテブテしいのが好みですが、この子たちは、小柄で品の良いネコで、僕好みではありませんでした。しかし、何度も会っているうちに愛着が湧くもので、今では、この3匹が、僕にとってのネコベスト3です。

 最近では、帰宅時に出迎えてくれることもあり、そのような姿を見ると一日の疲れやストレスが吹っ飛びます。このネコたちを眺めながら、「なんで、こんなぁに可愛いのかぁよぉ~」という演歌のフレーズを、ついつい頭の中で歌ってしまう今日この頃です。