私は8月をもちまして定年退職となります。この40年間のうち1967年からの約10年間と1982年からの約25年間の約35年間をこの事務所でお世話になりました。当時からの弁護士・事務局・依頼者の方々の顔、巡ってきた各地の裁判所や役所の風景、法律も変わり事務機器も変わり手続きも大きく変化してきたなかでの仕事情況などが思い浮かびます。
 私が入ってから事務所は虎ノ門の白鳥ビルから現在の祥平館ビルまで四回移動してきました。しかし、事務所「四〇年のあゆみ」にありますようにこの事務所の存在意義は変わらず「憲法理念の実現をめざして」でした。憲法状況が一層厳しくなるなかで東京中央法律事務所の皆様方が健康で御活躍されるよう期待してやみません。お世話になりました。

近藤 脩(事務局長)