当事務所のある祥平館ビルの一帯は、四谷駅前地区市街地再開発事業に伴い数年後には32階の高層ビル、商業施設、教育施設、住宅その他複合施設からなる新たな街へと生まれ変わります。この都市計画に伴い、当事務所も年内にはこのビルから退去して新事務所へと移転することとなりました。
 思えば、紀尾井町TBRビルから四谷に移転してきたのが1990年5月のことですから、すでに四半世紀の年月を本塩町の地で過ごしてきたことになります。この間に所属弁護士、事務局員の異動や物故者もありましたが、所員あわせて20名前後のチームで様々な案件、活動に取り組んできました。思い出はつきないものがありますが、祥平館ビルを去ることになり一番名残惜しいのは何といっても外堀土手の桜並木です。毎年4月の初旬になると、遮るものが何一つない眼下に展開する満開の桜を事務所の9階から堪能することができ、居ながらにして花見ができることが大きな自慢の一つでした。
 新事務所は、四ツ谷駅から地下鉄丸ノ内線で2つ新宿方面にいった新宿御苑前駅の大木戸門側出口からすぐのビルに決まりました。四谷の桜は見られなくなりますが、近くには新宿御苑の広大な空間と緑があり、環境としても申し分ありません。来所された折に御苑を散策されるのも一興かと思われます。
 移転は本年11月を予定しています。心機一転、所員一同一丸となって、今後とも皆様のため、社会のために微力をつくしたいと考えております。
 取り急ぎ、まずは予告まで。