憲法理念の実現をめざして常に市民の立場から
事務所だより

裁判の動き

袴田事件再審決定と証拠のねつ造認定

弁護士 金井清吉    静岡地方裁判所から、去る3月27日袴田事件の再審決定が出されました。犯人とされて48年ぶりの決定です。再審請求の争点は多岐にわたりますが、その争点の中の最大は、五点の衣類が袴田さんの犯行 …

自衛隊機の夜間飛行差止め判決
-厚木基地判決の意義-

弁護士 加納 力    福井地裁で大飯原発再稼働差止めの判決が言い渡された5月21日、横浜地裁では厚木基地における自衛隊機の夜間飛行を差し止める判決が言い渡されました。  軍事基地の爆音被害を訴える裁判は全国に …

松蔭学園の闘いについて

弁護士 田原俊雄   1 松蔭の闘いとの出会いは、私が弁護士になって12年目の1974年頃であった。  当時極めて劣悪な労働条件下にあった学園でT、Yらがその改善を期するため、数名の教員と学習会・旅行会等を企画 …

婚外子差別規定に対する最高裁の違憲判断について

弁護士 斉藤 豊    昨年9月4日、最高裁判所は、結婚していない男女間に生まれた子(婚外子)の権利について画期的な決定を下しました。民法が婚外子(非嫡出子)の相続分を法律上の夫婦の子(嫡出子)の2分の1と定め …

横田基地公害訴訟が始まります

弁護士 加納 力    在日米軍横田基地の騒音被害を訴えて地元住民が裁判を最初に起こしたのは1976年。1993年の最高裁判決で横田基地の騒音が違法なレベルにあると認定され、1996年に提起された新横田基地訴訟 …

鶴川高校事件判決

-学校の「立ち番」業務命令は違法であるとして損害賠償を命じた地裁判決- 弁護士 江森民夫    何回か事務所だよりでご紹介してきた、鶴川高校の教職員の権利擁護の活動に関し、画期的な判決が出ましたので、ご紹介しま …

「茶のしずく」損害賠償事件提訴

弁護士 船江 莉佳    今年4月20日、「茶のしずく石鹸(旧製品)」により小麦アレルギーを発症した被害者の方々が原告となって、製造物責任法に基づいて製造業者である株式会社悠香その他二社に対し、損害賠償を求める …

「日の丸・君が代」訴訟の現状-今年度の人権シンポの1テーマに-

弁護士 加藤文也    卒業式などで、国旗、国歌を一律に強制する通達とその通達に基づく校長の職務命令の憲法適否が真正面から問われた国歌斉唱義務不存在確認等請求訴訟(予防訴訟)の上告審において、本年2月9日、最高 …

生存権裁判(老齢加算復活請求)の現段階

弁護士 新井 章    70歳超の高齢者の生活扶助費月額10万円弱から、老齢加算分2万円程を一律カットする保護基準の切り下げは(カット率約20%)、高齢者世帯の生活を脅かし、「健康で文化的な最低限度の生活」の保 …

「銀座眼科」レーシック手術被害

弁護士 船江莉佳    事務所だより№62(2009年7月号)において銀座眼科(東京都中央区、すでに閉鎖)のレーシック手術被害について報告させて頂きましたが、感染症被害者54名の方々が原告となって、溝口医師らに …

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