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ありがたくない話

 

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「当たり前だ」が口癖になっている人っていますね。
あの言い方には、

一々考えなくても結論は決まっている

という意味だけでなく、

そんなことも知らないのか

という、相手を低く見るニュアンスも感じられます。

考えてみると、「当たり前」ってそれほど当たり前ではなくて、当人にとって当たり前でも、他の人にとっては当たり前じゃないことなんていくらでもあります。

食後に熱いお茶を飲むのが当たり前だ、という人もいれば、それほど当たり前とは思っていない人もいます。むしろ冷たいものが飲みたいという人も。

トイレの後は手を洗うのが当たり前だと思っていても、そんなに汚れていない時(?)は洗わなくていいという意識の人も少なくないようです。いろいろなアンケート調査がありますが、その結果には驚かされます。

女は家庭に入って、夫の言うことを聞くのが当たり前だ、なんていうのが本当に当たり前だった時代もあるかも知れませんが、今どき通用しませんね。「夫唱婦随」という四字熟語も、やがて偏見めいた意味合いが消えて、仲良し夫婦という意味で理解されるようになるかも知れません。

行政のトップである総理大臣の考えを忖度して、総理のお友達に便宜を図るのは、役人として当たり前だ、と思う人がいるかも知れませんが、国のあり方をゆがめることが当たり前であろうはずもありません。当たり前というより、動機として大いにありそうだ、くらいのところでしょう。

「当たり前だ」って言う時には、

面倒くさいこと言うな

とか、

俺の言うことに逆らうのか

というようなパワハラ的要素も含まれていることもあるように思われます。
もしかすると、自信のなさを隠すための高圧的な言葉づかいでもあるのかも知れません。

いずれにしても、安易に「当たり前」を使わない方がよさそうです。
「ありがとう」(有り難う)の反対語は「当たり前」だという話を聞いて、ますますそう思います。

 - 雑記

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