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正規・非正規間の格差是正の一歩となるか?

 

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先週14日、正規・非正規間の待遇格差について画期的な判決が下されました。
昨日から各社報道が続々と出ていますが、

非正規の労働条件格差「不当」=日本郵便に92万円賠償命令-東京地裁(時事ドットコムニュース)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091400983&g=soc

非正社員が半数の日本郵便、格差是正を迫られる判決(朝日新聞デジタル)http://www.asahi.com/articles/ASK9G51HZK9GUTIL01X.html

正社員と格差 日本郵便に賠償命令 「不合理な相違」(日本経済新聞)https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14H7G_U7A910C1CR8000/

その他新聞各社も記事を出していましたし、テレビでも大きく報道されていました。

裁判の経過などについては各報道記事にお任せするとして、この判決が大々的に報道されているのは、この判決の与えうる影響の大きさにあるでしょう。

日本郵便に所属している社員約20万人の内、いわゆる非正規雇用の社員は19万人を占めます。今回の判決で賠償を勝ち取ったのは3名の社員ですが、これを同じ対応を残りの非正規社員にも行うとするとその金額は莫大なものとなります。日本郵便はこの判決を受けて今後の対応を検討中、ということですが、世間の注目も集めていることもあり、なんらの改善策も取らないというわけにはいかないでしょう。

また、同じような正規・非正規の待遇差別は多くの企業で見られる現象です。今回の判決は日本郵便の個別の事情を捉えての判断ですが、今後同様の裁判が提起された際には多少の影響はあるでしょう。

そういった意味で、今後もこの問題については注目すべきものです。

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